メディアリリース
2021/05/22産経新聞
空を泳ぐ「あゆのぼり」 栃木県なかがわ水遊園
初夏の栃木県なかがわ水遊園。広い公園には鮮やかな新緑の木々、鳥のさえずり、そしてさわやかな風が吹き、1年の中で最も気持ちの良い季節です。その風に吹かれて大空を元気に泳いでいるのは、すっかりこの季節の風物詩となった「あゆのぼり」です。
本園の隣を流れる那珂川は天然遡上(そじょう)するアユが多く、鮎釣りのメッカとしても全国的にも有名で、6月1日の鮎釣り解禁日から大勢の釣り人が集まります。なんと、鮎釣りの全国大会も開催されるほどなのです。
また、夏には川沿いに観光やながオープンするので、おいしい鮎料理を楽しまれた方も多いのではないでしょうか。このように多くの人に親しまれる那珂川のアユが今年もたくさんのぼってきますように、大きく元気に育ちますようにと願いを込めて、あゆのぼりが群れ泳いでいます。
さらに、今年は新しく「きぶなのぼり」も登場しました。「きぶな」というのは、宇都宮市の民話に伝わる黄色いフナにちなんだ無病息災、疫病退散を願ったかわいらしい郷土玩具です。その伝説にあやかり、一日も早い新型コロナウイルス収束の願いを込めています。きぶならしくかわいらしいフォルムを残しつつ、風になびいて泳いでくれるかをスタッフが構想から1年余り試行錯誤しながら制作を依頼したこだわりの特注品です。苦労のかいがあって、きぶなのぼりは気持ちよさそうに空を泳いでいます。