メディアリリース
2022/05/30毎日新聞
「ウクライナこいのぼり」静岡・長興寺に奉納 子どもの笑顔願う
ウクライナの子供たちに笑顔を、との願いを込めたこいのぼりが29日、同国難民の支援活動に取り組んでいる静岡県沼津市大塚の長興寺(松下宗柏住職)に贈られた。
こいのぼりは全長約1・2メートルで、ウクライナ国旗を模し、体は青で尾びれが黄色。ウクライナの国花ヒマワリが咲き、子供の満面の笑みが描かれている。
同市原の画家、山田浩二さん(59)が原画を描き、各種変わり種こいのぼりを作る会社「オフィスグルー」が手がけた。同社は2年前、新型コロナウイルス退散を願いアマビエこいのぼりを長興寺に奉納した縁がある。
贈呈されたこいのぼりは、檀家(だんか)たちに披露され、境内の金毘羅堂前に飾られた。山田さんは「未来のあるウクライナの子供たちが平和な世界で笑顔で生活できるようになればという思いで描いた」と説明。オフィスグルーの窪野岳社長(52)は「新型コロナやウクライナ侵攻で当たり前のことが当たり前でなくなり、こいのぼり作りの注文も減った。平和が取り戻せれば」と話していた。【石川宏】